盲腸の静かな夕べ

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日記:映画はじめ

1月2日

日記を書いては特に公開せず、ということが続いていて、その中には「生活の印象」を読んだ少しの感想とかがあったのだけど、「生活の印象」がそうであるらしいように、この日記も特に目的なく長いtwitterみたいに書いている、のに、これは公開しなくてもいいか、みたいに線引きが発生しているところがある。まあ実家にいくといろいろ考えるよね、そしてそれを別にかきたくはないんよねという複雑ではない線引きだ。
そろそろ仕事をはじめないと間に合わないとはわかっていたが、3日からはじめよう、ということでとりあえず小説3枚くらいだけ書いて、午後は「グリーンナイト」を見に行った。新宿駅からシネマートまで歩くと体があたたかくなっていて、館内も暑くて、少し汗をかきながら着席した。
グリーンナイトを見た感覚、どこかで味わったことがあるなと思いながら書いている今も思い出せていない。いろんなことが唐突に起きるが、何かしっかりと回収されることはない。旅の間食事どうしてるんだろうとか思ったら突然生々しいきのこだけ出てくるとか。
HPの徹底解説キーワードをみてみたけど、原典との差とかモチーフもとは書いてあるがもちろん批評ではないし、ネタバレが重要な映画でもないので鑑賞前にみても全然大丈夫だと思う。原典版の城主とのやりとりはわかりやすいけど映画のはなんだったんだろう、本当にただの謀略を含んだ愛による引き留めだったのか。
まああんまり物語筋に関心を置いても仕方がないのかもしれない。円環のカメラや光を楽しめばよい感じもある。でも全体的に画面が暗すぎて最初のほう少し寝た。ロードオブザリングより暗いんじゃないか。
夜はみていなかったQの新作を。今後の展開が楽しみ。モキュメンタリーの難しいところだが、カメラマンが全然ドキュメンタリーの撮り方していない感じがするのは、あとで回収されることなのか、それともそこは飲み込んでおくべきなのか。

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