日記:少辛(辛)/ディオールの呪縛
9月22日
仕事相手にあの中華行こう、と言われて行った。辛い麻婆豆腐が有名である店だ。基本中華は好きだが辛すぎるものにはあまり自信がないので、その店ではいつも辛くないメニューを頼んでいた。
夏限定の冷やし麻婆坦々麺がある。見ると他のメニューと違い辛さが選べる!では少辛にしてたまには挑戦してみよう。頼むと他のメニューと同じく大盛りの冷やし坦々麺が。
タイトルで書いた通りわかると思うが、これが、辛かった。少辛、というのは文字通り少し辛い、で、辛くないわけではないのだ。ただ「少し」という度合いには文句もいいたくなる。頑張って2/3ほど食べたがギブアップしてしまった。口の中が痺れる。ただ後を引くものではなかったし、思えば美味しかった。(と、思いたい?)
仕事相手は、ここの麻婆は美味しいが食後に腹を壊すと言っていた。
家に他人宛の郵便物が届いていて、というかこれはDMであり、表に「これは郵便物ではありません」と丁寧に書いてあるものだから、じゃあなんなんだよ!と思うのだが、調べると郵便配達できたものではないので郵便じゃないということだった。そこそこ厚みのある、ディオールのDMだった。ディオールだろうがなんだろうが、たぶん次のシーズンの商品紹介とかで、さして重要ではないのだろう。しかし、重量がある、そしてディオールである、ということが、こいつの扱いを困らせる。一番正しいのは配達元に回収してもらうことだと頭でわかっているのだが、でもDMごときでそんなしなくても……でもディオール……みたいなゆさぶりがあって、結果今ソファーの上に置かれてしばらく経っている。
夜、ユリイカホラー特集の本丸、山本さんの文を読み始めたのだが、最初の節ですでにわからなくなっていた。落ち着いて少しずつ読むことにする。幸い次と次々の節はわかる部分があって、その次の最後あたりがまた「?」になった。結構時間をかけたのに、注釈といったりきたりして読んでいて、5pも進まなかった。それにしても、鬼談百景の「一緒に見ていた」はかなりクリティカルな作品だったのだなと思う。あれ見た時結構びっくりしたものだった。最近、複数の霊能力者がひとつの霊をみる、という話を人にきいたばかりで、そのことを思い出した。