盲腸の静かな夕べ

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日記:捨てたもの買ったもの

 ようやく起き抜けにスマホを凝視しなくても起き上がれるようになった。変な健康指標だけれども、そういうところがある。精神的に落ち込んでいるときは、ベッドでグズグズとスマホをみてしまい、そして罪悪感が重なりさらによくない状態へと陥る。

 最近、トースターを捨てた。とても気に入っていたが、家にトースターが2つあったところで使わないので、捨てることにした。今調べたら生産終了品になっていた。とても可愛らしいものだった。一人暮らしとルームシェアをしていた期間、7年くらい愛用していた。とても気に入っている電化製品を、壊れてもいないのに捨てるというのははじめての体験だった。2、3月は本当に忙殺されていて、惜しむ間も無く、出がけに不燃ゴミとしてぽいと捨てた。その捨て方に未練がある。

 最近、PCもひとつ捨てた(回収してもらった)。こちらも7年つかったiMacで、動作が不安定なのと、もう本体の電力がないらしく、ふとため息をつくように全ての接続機器をはずしてくるという厄介な癖があった。iMacは今やiMac愛好家しか使ってないよと知人に言われたのだが、本当にそうなのだろうか? スペックの話だろうけど、スッキリしていて私は好きだ。でも最新のiMacはよくわからないデザインなので、そちらに買い換えることはしなかった。

 ということで、買ったもの。M1のMac book airである。Mac miniと迷ってこちらに。Macしばりなのは、仕事の都合である。家ではモニターにつないで使っているのだが、この使用法がまだ馴染んでいない。というか接続が不安定だ。どうやらHDMIでの接続が不向きなようで、なんてPCだしやがる、と思う。でもいちユーザーでしかない、これを使うしかない人間は、不満をたれつつも金を払うのである。敗北だ。いつもこうだ。

 図書館に行く予定があったので、隣駅近くを通った。そこにあるリサイクルショップに、捨てたトースターと同じ型・色のものが800円で売られていた。新品みたいにきれいだった。思わずおおっと嬉しくなる。トースターがまた会いにきたと思った。そんなわけはない。

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