盲腸の静かな夕べ

文章を投稿します。

記事カテゴリー ▼

2023-11-4

昼前に下北で友人と落ちあって、台湾ランチを食べる。豆花ってはじめて食べた。杏仁豆腐みたいなものかと思っていたら豆腐だった。おいしい。プーアルミルクティーなるものも飲んだ。完食。完食できることが嬉しい。最近会う人には大体痩せた?と聞かれるので、「思ったより元気じゃん」と会った瞬間に言われたのも良かった。お互いの誕生月なのでプレゼントを交換する。だらだら話したりぶらついたりして、カフェで、デカフェな上にカフェラテ、というカフェインうすめまくりというような飲み物を飲んで、仕事があるという友人と別れて、また少しぶらぶらしてベンチを探し、「フルトラッキング・プリンセサイザ」を読む。これはすごいなと思った。もちろんわからない部分は残っているけれど、抽象的というわけではなく、いくつも出てくる用語が明確でそれぞれのツールとしての背景と使用法を持ち、ノスタルジーの装置のような固有名詞からは解放されている。本当に前を向いている作品だと思ったし、この作品自体がひとつのツールになり得るような予感がしている。すでに想像力の一部は現代に具現化しているのだし、それを小説に導入しないわけにはいかないというか、なんか書くにはこれ使えばいいじゃんとアセットやらプラグインのかたまりを投げられている気分。からだが複数ありながらひとつであることは今やあたりまえで、必要以上の確認はもういらない。で、夕方くらいになってきてとぼとぼ駒場の方に歩きながらまた公園探してそこで「おとむらいに誘われて」読み始めたら蚊に数箇所刺されて全身が痒いような気がして断念した。
円盤に乗る派の「幸福な島の夜」をみる。こちらもゲーム世界みたいな話(というか役者の体がちょっと前の流行りの幽霊探査とかの、アレ系のゲームに見えすぎた)で、今日情報量がパンクしそう。ゲーム世界というか、荒廃したAIの世界?でも設定はディックみたいな感じで話す言葉も懐かしいSFぽく、いやしかし、空をさして「そこに複雑な構造体がみえるだろう」みたいなセリフとか書けちゃうのがいいし、書いて良いんだよなと思う。ポールオースターとか別役っぽい瞬間があった。
ゲーム、スーパーマリオRPG発売前だというのに安くなってたclut of lambを買ってしまっていて、しかしアクションゲームド下手&コントローラー推奨だったというわけで、悲しくもとりあえずイージーモードでやっている。教団をつくっている。教団名を「ひよこ」にした。(本当はひよこ組にしたかったけど文字数か漢字の制限でできなかった)

カテゴリー