盲腸の静かな夕べ

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日記:朝

9月22日(金)

雨。朝は雑炊。カニ雑炊のもとがあったのでそれと、ほうれん草、ささみ、豆腐。おいしい。食後にメイトープリン。
昨日の夜は晩御飯を食べてしまったせいかうっすら気持ち悪くて、あとはずーっと怠くて何もできなかった。夜を短くして朝起きるに限る。寝てひとまず朝を迎えることをドラクエ行為と呼んでいたの、柞刈湯葉さんだったか(自信ない)。ともかくドラクエ行為を繰り返している。
仕事が休みなので、掃除などこなして、あとは少し「庭のかたちが生まれるとき」を読んでうとうとする。「石は解釈されるべきものではなく行為をうながすものだ」。
昼は長芋の炊き込みご飯、かぼちゃの甘酢漬け、たらの香り漬け焼き。炊き込みご飯は炊いている間に匂いで食欲を誘ってくれる。結構食べた。ヨーグルト、ピノもひとつ食べる(最近の昼食のほうびとして食べている。蜜芋ブリュレ味というやつ。ブリュレ感が思ったよりあっていい。しかし、コンビニ商品に過敏になっているせいか、紅芋はるかの氾濫に驚いている。去年もこんなにあったか?)
昼過ぎ、何人かの人がつぶやいていて気になった野又穣の展示に行く。90年代くらいの作品までは、描かれた建物で起こる物語や住む人間のことばかりが思われて、(ビデオ・PC)ゲーム的な面白さがあったけれど、一旦抽象を挟んだところでがらりと見方が変わって、いい展示だった。オブジェクトの配置の試行錯誤を見て、何かが住んでいる気配を感じていたものが、オブジェクトそのものが生物的になっていく感覚があった。何よりかっこいいっていうのが本当にいいんだけど。地平を絶対描くところとか好きだ。
少し外出しただけで、もう、疲れた……となってしまうので、すぐに帰る。足に力が入らない感じだ。見た絵とか、展示会場のオペラシティの雰囲気もあってジャック・タチが見たくなる。
夜はウィダーだけ。やっぱり夜は食べられないんだよな。「ぼくの叔父さん」見て、今日も大人しく寝てはやく朝にする。
あ、そういえばセックスエデュケーションの最終シーズンがはじまってしまった!

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