盲腸の静かな夕べ

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日記:胃腸が健康 私も健康

(タイトルは架空の胃腸薬宣伝文句)
調子悪いとか日記に書いていたら、そのすぐ後入院した。とはいっても症状は軽く、一日半程度しかいなかったのですが。それも先週末の話。友人らの結婚式には出られず、頭が痛すぎた(これは関係のない症状)ので家で8 mileをみた。lose yourself…
早朝救急外来に行く時に充電器を忘れてしまったが、本はひっつかんできてよかった。山川が書いた「連ねたり想う イギリス・アイルランド」という紀行文を持っていった。体調の悪い深夜などによく読んでいたので、その日も近くに置いてあった。現地との距離感が伝わってくる感じがいい。旅に出たいなーと思う。体調が安定しなさすぎて、例えば今世界一周(?)しているらしいKのように無茶はできんが、例えば数日暮らすみたいな旅行は可能だろうと思う。
そんで近頃はどろどろとした食べ物と蒸しパン(家にある電鍋で、ぐりとぐらホットケーキみたいな蒸しパンを量産できる)ばかり食べていて、さっきようやく他の形あるものを食べたという感じで、肋骨が浮いておる。減ってしまった体重はある程度まで戻すのは簡単であるが、もう少し太りたいところである。
気を紛らわすのにyoutubeはもってこいで、現代に生まれてよかったと強く思う。ガッチマンの「homebody」の実況が興味深く、細かいところ見ていないので意味はわからなかったけど、家が体内化するという設定だけで好き(最終的には精神世界みたいな話だったが)。強制選択肢とかゲームならではのギミックも不穏でよかった。
放置していたmoonをやり直してみていた。このゲームについて初めて耳にしたのは中学か高校で、友達がしきりに話していた時にはピンときていなかったが、なかなか現代では考えられないようなシステムで面白い。というか難しい。かつてのプレイヤーたちはみんな解けたのかな。
映画はあと「ティン&ティナ」(ネトフリ)と「ミーガン」みた。ミーガンは個人的には劇場じゃなくてもよかったかもって感じでした。ただティーンにも向けた作品で教訓にそこまで満ちていないところがいいと思う。さらっとしている。
最近ちょこちょことゆる言語学ラジオをみていて、そのゾミア回を途中までみた段階だったか、それか入院中に買って読んだ旗原理沙子さんの「あどけない」を読んだ後だったか、定かではないのだが、仕事の関係者が、無意識なんだろうが、男児が女児のような格好をしているのをみて「これがもっとむちゃくちゃになったら大変」と言ったことが頭に浮かんだ。その時、まあむちゃくちゃでもいいんじゃないですか(この程度のことで無茶苦茶になるとは思っていない/無茶苦茶とは具体的にどういうこと?という気持ちで)、という程度のことしか言えなかったのだが、その時私が言ったむちゃくちゃ的なことを、むちゃくちゃという意味ではない、「あどけない」の中で現れてきた知らない解放の感触に近づけたいと少し思った。

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