日記:LAMBの頭がゆるせなかった
9月23日
仕事をそこそこにやって、今日公開のLAMBをみにいった。映画を見た時に、その感想は保留していいのだよという話を人としたばかりだけれども、とりあえずよくはなかった。セリフが少ない代わりに、映像はかなり説明的になっている気がして、特に鏡のシーンのあとの羊の写真アップのところは、音で「ゴゴゴゴ……」とやられても、という感じだった。
この映画をみて確信したのは、自分が異形頭過激派だということだった。LAMBに出てくるアダちゃんは、一応右腕も羊なのだが、ほとんど服を着てその部分は隠れているので、人間の体に羊の顔、という見た目になっている。羊っぽい挙動をするのが口元の舌と耳の動きだけで、その人間ベースすぎるところが気になる。動きに発見がなくて、がっかりだ。可愛らしい動きすら、その頭のためのフォローにみえてきてしまう。異形頭は人間を愛するためのひとつの形な気がするので、そこから離れた語りがもっとみてみたいと思う。現実にいたとした場合はまた別の話だけれど、創作上の異形頭は、そこにある人間性の描き方をもっと気をつけてほしいと思う(過激派の言い分)。
やることだらけなのだがそういう時こそ別のことをしてしまって、ガッチマンの実況みたり、あとは買っていなかったゲームが70%オフだったことを発見してしまい、少しやる。ある一家の死の真相を追う「フィンチ家の奇妙な屋敷でおきたこと」という数年前に話題になっていたもの。ゲームはひとつひとつの作品が自由で新鮮で、ほんとうにすごい。