盲腸の静かな夕べ

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日記

8月19日

なんか書きたいこともないしいいか、と放置していたら月初めに書いてから日記を書いていなかった。波がある。
一昨日くらい?、福尾匠の日記を読んでいて、イベントフルではない日の方が書きやすいと書いていて、それはそうだなと思う。今まではヒデヨシスタイル(アタゴオルの漫画の中で、いいことがあった時にヒデヨシが「日記書こ」と言っているために、私は書きたいことがある時だけ日記を書くことをヒデヨシスタイルと呼んでいる。彼も一応毎日書いているのかもしれないが)で書いていたけれども、毎日書いた方が、こうやって、書くことについての話にもならないし、いいんじゃないかなと思う。なんかこういうのは日記らしくない。
昔、私のことを嫌いな人が、日記にはその日会った人と食べたものだけ最低限書けばよいと言っていて、それは本当にそうだと思ったのだった。


お盆、お盆らしいイベントを全くしていない。
実家で昔母が精霊馬を作っていたことがたしかあったが、あれも一度くらいではなかったか。墓参りも行っていない。全くしない家でもなかったが、やったりやらなかったり、なんとなく季節のイベントとして自分の中で確立しなかった感じがある。わりとそういう儀式めいたものは好きなたちではあるが、自分から進んでやらないともうやる機会のない年齢に達してしまった。
そうやって歳をとってきたことが大きいだろうが、死がだんだんと近づいているのはこの夏とても感じている。お金、ガンガン使わないとどうせ死ぬしな、という気持ちで金を使っている。
なので、ソニマニも急遽行ってきた。スパークスやっぱり見たくない?という気持ちが沸々とわいてきて、しかしオールナイトイベントは断固拒否したい、という気持ちもあり、うだうだ決めかねていて、だけれども7月のフェスの配信も夜中まで仕事で全然見られなかったため、とにかく1フェス行こうと決意。
体力に自信がなさすぎて、早々に入って終電で付近の宿に泊まるという贅沢をする。ちょっと高いスパークスのライブだと思おう。
だから12時までに体力を使い切るのでいいやと、初っ端Boys noizeで踊り狂おうと思ったが、酒も入れていなかったせいかなんとなーく盛り上がり切れなかった。
コーネリアスは高校生のころよく聞いていて、ライブははじめてだった。こっちのほうが体が動く感じがする。高校の頃聞いた音楽っていうのは好みに直結しているなと感じる。各国の民族音楽から、名だたるミュージシャンたちの映像のコラージュが楽しいし最高だった。その映像を使うということの、強い自信みたいなものを感じた。おしゃれな雰囲気だしておいて、攻撃的な音をじゃきじゃきぶつけてくるの本当に良い。最後までみたい気持ちをこらえてスパークスに移動。
スパークスはso may you startからはじめてくれて、それだけでもう来てよかったー!という感じ。スパークス劇場、ライブ会場に青空が見えるようだった。と思えば全然違う景色が見えたり。こちらは本能をゆさぶられるというより、イリュージョンを次々見せられて全然知らない世界につれていってもらうような感じだ。70歳を過ぎた二人が本当にクール。同じ歌詞を繰り返す曲が、曲調によってどんどん意味の深度を増していくような感じがあった。聞く曲聴く曲全部知らない感覚だ〜と楽しい。本当に聞けてよかった。全然フードも回る隙がないまま、電気は人がいっぱいだったのと時間切れで退散、ホテルで余韻にひたっていたら3時回りそうで、いかんいかんと寝た。よく眠れた。

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