盲腸の静かな夕べ

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日記

6月16日:退職への道

 久しぶりにフリーランスのとある人と仕事で会って、なんとなくどう仕事をしていくかという話になった。というか、直球に、今その会社にいてメリットないんじゃないの、といわれた。それに関してはまあ正社員だしメリットだらけなのだが、フリーランスにはそう見えるのだなと思う。
その人は一度この仕事をやめて違う道に進もうとしたのだが、年齢がネックになって全然口がなかったらしい。仕事は選べなかったそうだ。考えるなら20か30代のうちだよなーとぼそりといわれる。ですよね。
その人は「人生なんて楽勝ですよ」といっていた。整体と整形外科と鍼に通っているその人だったし、その言葉は私に向けられたという感じでもなかったのだが、少し勇気づけられた。
あとは遠くへ行く知り合いの話になった。その人は神奈川生まれなのだけれど遠くへ行った。私は東京育ちなので「地元へ帰る」という選択肢がないなと感じていたのだが、地元なんかどうでもいいというか、どこでも行く場所はあるんだよなと思う。
東京出身者は基本的に地方出身者に腐されることが多く、確かに有利であることはわかった。ただ私はマインドが閉じこもっている。フットワークは異常に重くなってしまっている(大きな移動というのが想像つかない。地方に生まれていたらずっとそこにいそうだ)。それを払拭しないと東京の良さをちゃんと得られないような気がする。
来週末、新規の仕事がある程度落ち着くので、そのタイミングでやっと退職の話をしたい。この日記に退職の話をはじめて書いたのは結構前のことで、個人的にやっていることのせいなどもあるけれど、ちゃんと行動するまでここまで時間がかかる。人の(おそらく)何倍もの時間をかけて生活している。

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