日記:T2
4月10日(月)
久しぶりに体調が激悪い。幸い今週はわりと暇なので、ぽちぽち事務書類片付けながらずっとエルピスをみていた。友人にすすめられていたもので、友人間では結末に対して意見が分かれていたが私はよかったと思った。
調子があがらず、何もできない気分で「ハンチバック」を読む。選評で最後の展開が、としきりにいわれていたけど、あのパートがあったことで、これが「書かれた」ということが強調されて、すごく身近なところに降りてきたという感じがあった。確かにその前の部分のものすごい密度とは全然感触が違うけど。生きるほどに体を消費していくところの筆致、そしてこう、発売されたものをすぐ買ってそんでベッドに寝転がって読める特権性、、
なにかジェームズワンでもみるかーとネトフリ開いたらなんとなくT2みる気分になって、みる。映画館でみればよかった。でも調子悪い時に見るのにすごくよかった。ダニー・ボイルのおしゃれかっこよさは何故か受け入れられる。一番やや成長した雰囲気をみせる(けどすぐにいつもの調子に戻る)のがベグビーだとは思わなかった。過去に生きるようになってすっかりおじさん化したようにみえる四人、実際はおじさんにもなれなくてあの日々の青春しかないから、目の前に仇敵が現れたらすぐころそうとする。そのことが辛くていい。
雑炊をつくって食べながらデルトロのピノキオみはじめたら吐き気が最高潮になりそれからずっとトイレにこもってベルリンうわの空の3巻を読む。他、いろいろとやばくて救急相談にかけたが、話しているうちに症状が落ち着いてくる。自律神経失調ってやつかな。腹立つ。マヂラブ、三四郎、細野晴臣のラジオまるっときいてようやく寝た。