日記:牛
9月17日(日)
6:30に起きる生活を続けられている。朝は雑炊を味噌で味付け、ほうれん草と豆腐をいれ、卵をとく。少し量が多かったので残したがプリンは食べた。ストレッチして、洗濯をして、散歩。一時間くらい。大宮八幡宮の方まで行ってきた。神輿などが準備されていた。祭りのようだった。そういえば昨日も渋谷で神輿に道を阻まれていたのだった。秋祭りの季節。屋台にはとても惹かれる。食べたい。いろんな屋台に混ざって七味が売っていたのだが夜店で売れるのだろうか。
帰ってきたら結構じんわり汗に塗れている。放置していた家の更新の書類などを書いて、不動産屋に連絡して、(いやしかし家の更新を不動産屋に出向いてしなければならないって初体験だぞ、大体郵送だよなあ)もろもろ連絡まわりをしたり、twitterのアイコンを所用で手直ししていたりなどしたらもう昼。昼はうどん(具は長ネギ+豚肉のみ)。念のため30分以上煮込んだ。あまりお腹空いていないかなと思ったが、完食。
気になっていた陶器の展示へ。九品仏。友人がそのあたりに住んでいるのでそこまで心理的な距離は遠くないが、このあたりは独特な雰囲気がある。自分としては高い皿を買ってしまった。うー、と思うが、使った金を数えるよりこれから稼ぐ金を数えようぜ。牛と牛飼いが描いてある陽気な皿だ。見た目より軽い。模様からして魔法の絨毯ぽさがある。近くの寺を散策。人馴れしたカラス、鳩、猫がいる。閻魔様に説教される空間があった。
そこから日比谷に向かうはずが、大井町と大岡山を取り違えて乗り換えをミスる。大しか合っていない。加えて京浜東北の遅延に巻きこまれて、結局山手線に乗り換えて有楽町駅へ。たどりつくとようやく気温が下がっていた。エドワード・ヤンの恋愛時代をみる。なんてエレベーター映画だ。最後の、白いエレベーターの背景が開いた時の劇的なところに大いに感動する。最初の方は字幕追うのに必死で途中からやっと画面をみる余裕ができた感じがした。同性・異性も関係なく「恋」のムードを感じる(タバコのシーンも決定的だけど、それに至る所の空気がすごい)ので、恋の幽霊を読んだ感じとも重なった。
台湾の気分と途中から腹が減っていたので、大同電鍋のことを途中から考えていた。ヨーグルトと牛乳を買い足して家に帰ると、蒸しパンを電鍋でつくる。サラダ油の代わりにココナッツオイルを使ったらかなり香りがココナツ。
移動の間に「牛家」を読んでいて、「瓶人」も含め読み終える。結構好きだ。瓶人なんて、いくらでも悲劇的にできるところをかなりドライに書いていて好みだ。牛家は映像が見えるようなスピード感。ツネ君のエピソードの入り方がとてもいい。