盲腸の静かな夕べ

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日記:新潟

6月10-11日

新潟にいる。新潟SFアンソロ持ってくればよかったが、少しでも荷物減らしたく少し小さいサイズの「ナイフ投げ師」にした。嫌な後味の話ばかりで好み。並行で「闇路」(こっちは電子)。最後までテンション落ちずよかった。どれが一番かというと悩むがやっぱり「やみ路」の話がかなりきつい。「憧れの東京」もいい。怪談本は次は我妻俊樹さんの本。
10日朝に、他のスタッフに「大丈夫でしたか」と問われて、何かと思っていると、泊まった宿が地元じゃ有名な心霊スポットだったらしい。ホテル名を入れるとサジェストに、幽霊、と出てくる。真偽は不明だが墓地を壊して建てたホテルだという噂がある。この日更新されたタマロビ(同年代にのみ強く支持されそうなギャグ漫画)に、「墓地を見下ろす家」のパロディという誰向けかわからないネタが仕込まれていて、それにふふと笑ったすぐ後の話だった。
夜は名物らしい背脂ラーメンではなく、地元に根付いているっぽいカフェでパスタを食べた。旨いが量が多い。そのあと友人から、きさらぎ駅みないかと誘いがあったので、ホテル(この日は別のホテルだ)でLINEを繋ぎながら鑑賞。テンポはやすぎるし笑いの程度がとてもいいし、都市伝説において重要なメディアの変遷にシンプルに触れている。いい作品だと思った。ただ学生やギャルが今風なのはダメだ、シャギーと段を入れろ、という話を友人とする。
新潟の道路は茶色く、それは消雪パイプが吸い上げる地下水に含まれる鉄分のせいらしかった。
今日11日は夕方には新幹線に乗る時間がやってきて、あまり新潟を味わえず帰る。ただ母の実家が山形で、必ず新潟を経由していたのと、そういえば昔、宿泊学習(?あれ、なんという名称だったっけ。林間学校とはまた違う感じのやつだった)が新潟だったような気がするのと、学生の時は合宿で行ったりと、他県と比べてかなり行っている方だ。
帰りながら日本酒が飲みたいと思った。最近東京でのんだ新潟のクロモジどぶろくをすごく気に入っている。

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