盲腸の静かな夕べ

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2025-1-23

「fictional」やっとみて、黒沢清まるだし感ってどのようにでるんだろうと思う。めちゃくちゃ研究しているのかな。意欲作だった。デジタルノイズのサウンドエフェクトって他にやりようあるかしらとみながら考えたけど、難しいね。全然知らなかったが知り合いが出ていて、サブマシンガンをぶっぱなしていた。いいな……。
世界のブックデザインにHさんとFさんと。デザインと内容つりあってないとなかなか厳しいよねという話をする。(たしか)中国のデザインで好きなのいくつか。1pが1秒や1分をあらわし、一章が一時間分、読破すると24時間分を読めるという本がコンセプト面白かったけどどんな内容なんだろう。毎ページに時計のイラストも入っていて可愛い。
Oの家に招かれてお雑煮を食べる。白味噌を溶かした雑煮で、餅はあんころ餅。さらに、餅自体にえびやのりが混ぜ込まれていてとてもうまい。食べ終わってからポリスストーリーを見る(Kもいる)。
ルイーズブルジョワ展滑り込み。女として生きていて性へのアンビバレントな思いってかなり自然なものだし(それは現代人だからだろう)、そうだねという共感はあったのだが、それはそれとして建物の絵とかへの執着の差とかのほうが面白かった。パートナーは図録買うほど気に入っていたが何がそんなにハマったのか不明(聞いたけど不明)。展示には、いしいひろゆきみたいな世界観のセーターを着た女性がいた。蝶が一匹全面にあしらわれた……。
京都文フリ、楽しかった。18日朝に宿着いたよと東京組に連絡したら「早!」と返される。私はこういう時はりきってしまう、はっきり言って貧乏性である。
でも京都、平面だから無駄に歩きすぎちゃって結局疲れちゃうんだよな。
以前京都に来た時はことばの学校受講中で、桃太郎課題は京都で主に書いていた。にしんそばとか書いた気がする。田辺青蛙の実話怪談とか盛り込んで。
swimpond coffeeはその時以来で行ったが、こんなコーヒーの味だったか。Fさん→私→Hさんの順で時間差で入店し、そして皆交差せずに帰っていった。(みんなあと10分いる時間をのばしたら会ったのではないか?)
ホホホ座古本屋で「あらゆるところに花束が」をみつけたけど、重いし、買うのはやめた。名前入りサイン本だった。「べんきょうがんばれー!」とメッセージが書かれていた。
平安神宮に警察がいっぱいいた。
京セラ美術館でコレクション展をみた。コインロッカー少なめ。
Mさんに教えてもらったポーランド料理屋は不思議なところで、名前も覚えていないスープセットを頼んで、食べて、そのあと地下の書庫を見せてもらった。哲学書、思想本、言語学の本、などなど。ドイツで使われている社会科の教科書も展示してあった。あとはアントニオ猪木のコーナーがあったり。プロジェクターが多写にしているのは、「マルホランド・ドライブ」のDVDのメニュー画面。勝手に見ていいってことか?元々店がワインバーだったらしく、おそらく地下はセラーだったのではないか。
酢橘堂に行く。結構広い。この前ひとつマグが割れたのをいいことに、いいマグがあったので買って帰ってきてしまったが、そういえば家には猫印珈琲のマグもあったと、帰ってきてから気がついた。存在を忘れていた。使い分けが難しそうだ。冬はもっぱら保温マグを使っているし。
京都の銀行ATMは、利用後に「またきておくれやす」と言う。
Mさんがかつて働いていたというゲストルームは気軽な感じで良い。カフェラテも美味しい(1日に2杯飲んだ)。部屋はルイーズブルジョワ展の入り口みたいな匂いがして(本当。動かない空気の匂いなのか?カプセルホテルとかもこんな感じかもしれない)、匂いにやや敏感なので、今度泊まるとしたらアロマかなんか持参してもよいかもしれない。雰囲気はとてもいい。トイレなども綺麗。大阪で2回利用したカプセルホテルと似たような感じ。
二段ベッドの下を選択し、ああ、幼少は下(のベッド)だった人生なのだから、上を選べばいいのにと自分に対して思う。Iさんにその話をするとIさんはベッドのどちらに寝ていたのか思い出せないようだった。
あ、メモしておくとしたら京都駅から宿まではバスで行ったほうが安いしはやい。
夜は上海料理店に行って他の人たちと合流。「京都肉球」と書かれた料理などを注文する。Iさんに「盆」褒められてすこぶる嬉しい。
構成などについて聞かれたが、うまく答えられていないという感覚がある。「少し決めるけど最終的に変わってしまう」というあるあるな返答は、なんだかそれはそれで違うような気がしている。構成を抽象的に組むという千葉雅也の言葉を今書きながら思い出す。
その後銭湯行く。ドライヤー有料は渋い。
文フリ当日、うかうかしていたら会場あまりまわれなかった。ゲームをやってくれたというNさんに挨拶して本を買ったら絵まで描いてくれた。直前まで犬の話をしていたのに猫の絵で、寄せられた言葉も面白かった。これを直感で書くというのはすごい瞬発力だ。
帰りの駅弁失敗した。時間がなかったのもあるけど。駅構内のほうがまだ種類も豊富だったのでそちらで買えばよかった。

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