2024-5-23
仕事が完全に休みなのは、とても嬉しい!今日はホー・ツーニェン展へ。知人に勧められた。《CDOSEA》を少しみてから、とりあえずVRに。VRの美術作品何度か見たことはあるが、体勢に反応するセンサーをつけられたことはなく、まあリングフィットとかが可能ならばこういうこともあるのかと驚く。座禅(というか正座?)の間には一瞬しかいられなくて、バグなのかあんまり判別がつかなかった。あと筆記の反応もよくわからなかった。20分しか体験できないというのは惜しいけれどいつまででも見られる感じがするので仕方がないか。茶室で語られていることが一切頭に入ってこなかったので空に逃げると、生死観の話をしていて、自分は小さいガンダムみたいになっていて、周囲には同じものがいくつも飛んでいる。そしてその体はどんどん自然崩壊していく。
映像で一番よかったのは《一頭あるいは数頭のトラ》で、全部見られたわけではないんだけど、というか、映像展示の時間がかなり入り組んでいて、この辺の意図は《時間のT》(これはどうやらランダムで映像+音が生成される作品のようで、一度10分くらいみてから、昼休憩挟んで、一時間たっぷりみていたが、似たようなところはあるけれどさっき見たな?という場面が出てこなくて、そして一時間過ぎても新しい映像?がどんどん出てくるから、それで気がついた)の無時間制と関連して組まれているんだろう。で、《一頭あるいは数頭のトラ》も情報量がすごいからあんまり覚えていられるわけではないんだが、「19世紀にイギリス政府からの委任で入植していた測量士ジョージ・D・コールマンとトラとの遭遇」を軸に、トラと人間と、周辺の歴史が語られたり謳われたり。(「weretiger」という「私たちはトラ人間」というトラと人間のハーモニーが繰り返される)これがよかったのは、コールマンとトラとの遭遇の絵画がどうやらあるらしく、それを再現するエキストラの方達?みたいな人がいて、彼らの体が撮影され3dCG化し、宇宙空間に放り出される。そして宇宙空間でそのトラとの遭遇が再現される。(トラとの遭遇は、宙吊りな時間であると強調される)その後の展開はちょっと『獣の棲む家』を思い出した。丸いトラも見れた。
《名前》は引用される映画が面白そうすぎるんだが(悪魔のタイプライターみたいなやつ)あれはなんあんだろう。
《時間のT》は、引用元の映像を(たぶん)ホー自身が塗りの均一なアニメーションにしているんだけど、あれはなんか変な効果だ。スケッチとかと似たような感覚なんだろうか。元の映像とは全然かけはなれたものになっていて、でも線は同じ。