盲腸の静かな夕べ

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雑記:Spritfarer ジャッキー & ダリア 解説翻訳(ネタバレ)

唐突なゲーム雑記です。
死別をテーマにしたゲーム、スピリットフェアラーを少し前にクリアしました。この記事は海外wikiの、その一部の雑な翻訳になります(既プレイ向けなのでゲームの紹介や説明はしません)。

スピリットフェアラーには、2021年のアップデートでジャッキーとダリアという2人のキャラクターが追加されました。
従来キャラの海外wiki解説はこちらのかたの記事で日本語でまとめてられているのですが、ジャッキーとダリアの記事は見かけなかったので、自分で読むついでにここに置いておきます。

以下、DeepLを主に使いつつの翻訳です。海外wikiは基本、公式ArtBookの内容+それに対する補足考察でまとめられているようで、両者に重複箇所もあったため、まるっと翻訳ではなく、ある程度端折った内容であることをご承知ください。
引用元(Spiritfarer Wiki


ジャッキー(ハイエナ)

【ゲーム内設定】
オーバーブルックの古ぼけた病院で働いている、ミックスルーツの大柄で陽気な人物。彼が主に世話をしている患者はダリア。

【設定画情報】
ステラが実習に行った先の精神科病院で出会ったのがジャッキーで、大柄で陽気な彼とはすぐに打ち解けた。老朽化した病棟の中で、明るいジャッキーは新鮮な空気のようだった。何より、彼の型破りなやり方は、デイ・スタッフの退屈な手順とは対照的で、ステラはそれを気に入っていた。ジャッキーは、気難しい患者の何人かともうまくやっており、安心できる存在だった。
しかし、仕事に慣れてくると、ステラはジャッキーの仕事の不規則さに気づくようになった。患者の入浴が省略されていたり、シーツが交換されていなかったりするのだ。ステラは不安を感じながらも、一生懸命に仕事をこなし、ジャッキーや上司に相談することもなく、ジャッキーのミスを自分たちに降りかかる圧倒的な仕事量のせいにしていた。そんなある日、病棟で最も不安定な患者の一人であるダリアが関わった事件で、ジャッキーが重傷を負ってしまう。社内調査の結果、ジャッキーの職務怠慢が明らかになり、彼は即座に解雇された。
解雇後、ステラはしばらくジャッキーを引き取り、自分の家のソファで寝かせていた。そこで、彼の怠慢と自己嫌悪が明らかになり、ステラは「どうして今まであんなに騙されていたのだろう」と思うようになる。ジャッキーが交通事故で亡くなったのは、その直後だった。

ジャッキーの魂の花である赤いダリアは、力強さ、悲壮感、内なる強さの象徴であるが、同時に、不誠実、裏切り、不安定さの象徴でもある。

【Wiki解説】
患者から、看護師として(そしてスピリットフェアラーとして)小さな依頼を受け、それを精一杯実行し、失礼な態度をとられようともすべての患者の快適さと安らぎを確保するステラ。ジャッキーはそのいい引き立て役となっていた。(特にスタンリーのような若い患者の死に)打ちのめされながらも献身的に仕事をこなしているステラに対し、ジャッキーは、仕事に打ち込まず、「なぜこんなことをしてるんだろう」「みんな僕に感謝し続ける(べき?)」「他に何をすればいいってんだ」などと言うようになる。ステラが看護師を天職としているが、ジャッキーは用務員の仕事を押し付けられたものとして感じている。
ジャッキーは、トラウマや精神的な葛藤を多く抱えており、それはゲーム内に出てくるもので暗示されている(「幼少期の濁った記憶」と記録室ファイルに記述があることと、彼の魂の花であるダリアが「不安定」という花言葉を持つこと)。彼は自己肯定感の低さに苦しんでいた。難しい仕事が発生した時、ステラのポケベルに何度もメッセージを送るなど、ステラへ大きく依存している場面もあった。
ジャッキーは「ダリアの世話」という名目で時々仕事をサボり、ステラには「ダリアは目覚めると気難しくなるから、話したり接したりするよりも昏睡状態にしておいた方がいい」と言う。ジャッキーはダリアをとても恨んでいた。ダリアは彼にとって、嫌いな医療職の全てと、世間が医療従事者に求める精神的負担を象徴する存在となっていたのだ。
「交通事故で死亡」したとあるジャッキーだが、「自動車事故」と表記はされておらず、彼が自己嫌悪と罪悪感のために自傷行為に走ったことがほのめかされている。



ダリア(コウモリ)

【ゲーム内設定】
ダリアは古ぼけた病院、オーバーブルックの患者で、ジャッキーに世話をされている。

【設定画情報】
ダリアは身体的、精神的な症状に悩まされ、施設に収容されていた。その中での最も顕著な症状は、壮絶な緊張状態の発作だった。
ジャッキーの解雇後、ステラはダリアの主治医の1人となり、ダリアとの距離を縮めていった。
彼女と親しくなるのは難しいことだった。ダリアの家族の訪問はまれで短かったし、ダリア自身は自分の過去についてほとんど情報をくれなかった。しかしステラは、ダリアが優秀で、風変わりではあるが、人気のある学生であったということを、何とか聞き出すことができた。音楽家としても画家としても才能があり、一流のキャリアを歩んでいた。しかし、大人になってから病状が悪化し、学校を辞めなければならないほどになっていたようだった。
ステラは、ジャッキーには止められていたが、部署の規則に反して、ダリアのために画材をひそかに渡した。その結果、ダリアの病状は改善され、より良い別の施設に移され、そこで数年間、安定した穏やかな生活を送ることができた。ステラは頻繁に彼女を見舞い、彼女がついに難しい健康状態になった時、経験豊富な緩和ケア看護師として彼女の枕元にいた。

ダリアの魂の花であるサフランクロッカスは、創造性、発明、性欲、愛、死と関連している。また、その鮮やかな色素だけでなく、料理や薬用として何千年も使われてきた、深く実用的な植物。

【解説】
ダリアは音と色の共感覚を持っており、他人が見るように世界をみていない。そのため、他人との関係に困難を抱えている。ジャッキーは、彼女の症状を統合失調症からくるものだと誤解していた。ゲーム内では、ステラは音楽を媒介として彼女とつながることができる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜

個人的にはゲーム終盤はややダレてきたのですが(その世話疲れもこのゲームの醍醐味だと思っています)、変われない自分を自覚しながら絶望して生きるジャッキーのキャラクターにかなり惹かれるものがありました。
一応病院の職員側としてゲーム内で描かれていた彼が、どのような最期を迎えたのか、予想はしていましたが……悲しくなりながら、どんな最期でもそれがその人を損なうわけではないとも思いました。

はあ〜〜〜



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