日記:リラックマと労働
10月29日
労働の一週間だった。その間一日20時間は働いていそうな人物たちと共にすごしていて(なんなんだあの人たちは)、彼らはきまぐれにご飯を外部に注文してくれることがあったのだが、それがきまぐれであったために、00:00ごろハンバーグ弁当が到着して、それを食べる隙がなくまた持って帰ることも忘れてそのままになってしまったなんてことがあった。1400円くらいするやつ。
在宅で仕事をする間はご飯を食べながら「リラックマと遊園地」をみて癒されるという時間を設けることもできた、はずだったのだが、このリラックマが少し厄介であった。
前作「リラックマとカオルさん」は大人向け童話という感じで、大人の絶妙な「あるある」を描きながら、そこにリラックマという超常的な存在をブレンドする良作であったと記憶していたのだが、今作は子供向け成分が多めであった。なんというか、リラックマ自体が持つ、背中のチャックの危うさみたいなものが0になっている感じ。労働の良さというようなメッセージをタイミング的にみたくなくて、リラックマが団子食ってるとか、嫌なことがあってもほっこりするみたいな癒しをただ寄越せよ…という癒し恐喝者に成り下がりながらみて、微妙な気分のままみ終わってしまった。おそらく制作者側もこんな視聴者を想定していない。
その労働明け、28日には昼に起きて洗濯をし、マヂカルラブリーANN0を聞いていたところに、友人(と呼びたい人)からLINEでBFC本戦!?との連絡がきて(BFCとはブンゲイファイトクラブというブンゲイ殴り合い大会)、寝耳に水だったので急いで確認すると名前が。とても嬉しかった。今まで他の人に読んでもらえるということが今まで限られた内でしかなかったために、まず「読める」というところに達しているのが嬉しい。そんな気持ちではなくて全員殴り倒す勢いでいかなくてはならないのは当然なので、まず戦う体勢をとろう。なんで書き始めたのか?というところを思い出しながら、すごく興奮している。
とりあえず文フリの準備も進めなくてはならないので、29日夜は10年ぶりくらいにインデザインなんか開いてポチポチやっていた。形になってきて安心している。